テレフォン人生相談 加藤先生と、しいたけ占い
自分の人生を生きてなかった、そうはっきり自覚するきっかけになったのは、
YouTubeのテレフォン人生相談(加藤諦三先生)を聴き始めたこと。
夫が少し前からはまって聴いていて、そこでの話について私に色々と語り始め、私もその番組の存在を知った。
「あなたは子どもを育てたんではないんです、自分の理想を育てたんです」
ある母親に向けて加藤先生が言った言葉、これが最初にインパクトのあったものだった。
あ、私の母親もそうだったかも、そして、私もまた母の理想を生きることを選択したのかも、と感じたのだ。
自我の確立、という言葉がときどき出てくるけれど、自分は自分、人は人なんだ、と深く理解できていないと、期待、甘え、理想の押し付け、被害妄想などがでてくる。
そしてそれが人間関係をむずかしくさせている。
私はいまだにまだ母親への怒りがある。そして、自分はダメな人間だな、という思いもある。
48歳にしてまだこんなところをウロウロしている自分にも正直嫌気がさしていたところ。
でも、そうか、本当の自分を生きてなかったってことなのか!とわかり、それなら今からでも本当の自分を開拓していこうじゃないか、と考えた。
生まれなおしだ。
そんな風に思ったのだ。
実は「しいたけ占い」というのも、以前からよく当たるなと思ってたまにみているのだけど、
23年の上半期に「バブー元年を迎える。新しい春、こんにちは。私は赤ちゃん開拓民です」と書いたあった。めずらしく実感できないこと書いてあるな、なんて思ってたのだけど、そういうことか!と今になってわかる。
「パターンを壊していくことにより道を切り開く」「まずは自分への聴き取り調査」「昔の自分からの卒業」「やっと春がきた。今までと同じことをするのか、待ち焦がれた新しい体験をしていくのか」などなど書いてある。
「お前たちに付き合っている時間はないんだよ、それくらいの喧嘩腰で新しい物語をつくっていく時」
今の私はほんとうにそんな気持ちになっている。「感情のチェック」をしていこうとあった。
「迷ったときは感情に聞いてみる。」
昨日、家族とデイキャンプにでかけていた。いつも上から目線、怒り口調、叱り口調でしか物がいえない夫のことを考えるのをやめて、
私は今日何がしたい?という質問に集中してみた。
桜の美しさを感じたい、春の柔らかい日差しや、心地いい風を感じてみたい、おいしいご飯をつくって子どもの笑顔の中で味わいたい。
私は旦那の愚痴に悩まされるために今日という日を生きているのではない。
そう思うようにした。彼の愚痴は気にしないのだ。
料理や片付けをひとりでやったけれど、思った以上に体も動いて、楽しかった。
ああ、私は自然の中で過ごすのが好きなんだな、美味しいものをつくったり食べたりするのがすきなんだな、と思えた。
生まれ直し。それってどんな感じになるのかな。まだまだわからないけれど、一歩一歩を楽しんでいきたい。