ケアする力。豊かな人生のために。
つきあいが始まって1年になる知人2人がいるのだが、その日わたしはバイクででかけようとヘルメットを手にしていた。
知人2人は驚いたように、えっ、バイクに乗るの?と聞いたが、私がバイクに乗っている話は過去に2〜3度している。時には娘を乗せて走ることなども。
あまり自分の話はこれまで真剣に聞いてもらってないのだな、と正直おどろいた。
なんというか、けっこう仲良くしてもらっているとこちら側では感じていただけに、ショックはあった。
まあ、その程度か、と諦めてしまえばいいかと思いなおしている。他人に振り回されるより、自分ひとりの楽しみを充実させていこうとも思っている。
知人たちもきっと子育てなど大変な毎日を送っていて、細かな会話のはしばしに注意をむける余力もないのかもしれない。
また、気持ちが元気になるきっかけが水谷さるころさんの記事を読んでから。
https://kidsna.com/magazine/entertainment-report-230413-14724
ケアする力が足りない(主に男性)と、ケアを担ってきた(主に女性)という視点が書かれてあった。
そうか。みんな大変なんだな、と思ったのだ。
昔、興味があって読んだいた本をまた読もうと思っている。アドラー心理学の本だ。
こどもがこんな風に育つと嬉しいかな、という視点がアドラーの本を読んでいると重なることが多い。
自分で決めていける
自分の価値をわかっている
他者のために力を生かすことができる
etc...
まあでも、子育てを通して自分がちゃんと成長したいのだろうとは思う。将来の進路を見定める時期にきている娘のそばにいて、私自身、語ってやれることがないなと実感しているのだ。
でも、それでもいい。なにせ生まれ直したばかりなのだから。ここから10年たったとき、好きな自分になったもんだ、と思えればそれでいい。
それに娘の周りには豊かな大人たちがいてくれる。
娘と、まだ幼い下の子と一緒に、この受け取った人生をしっかりと満喫していきたい。